みなさんこんばんは。今日ついに居眠りを注意されてしまった若槻です。
今日は早く寝よう。うん。
ってことで本題。
いまさらですが、実は若槻格闘漫画大好きです。「シンシア」とか
「ツマヌダ」とか「フル・コン」とか(分かる人だけニヤニヤしてください)。
で、最近はまったのがタイトルで分かる方もいらっしゃると思いますが、
「史上最強の弟子ケンイチ」
です。
いじめられっ子だった少年・兼一がついに切れて「僕は強くなる」と
心に決め、弟子入りした先は同じ高校に通う少女・美羽の実家にして
最強の格闘家たちが集まる道場「梁山泊」(水滸伝のあれですね)。
5人(プラス1?)の師匠たちのもと日々強くなっていく兼一。
そんな彼の信念は
「誰もが見てみぬふりをするような悪を、片っ端からやっつける」
というもの。
聞きようによっては野蛮に取れるこの発想も、しかし彼のもとでは
確かな信念の刃と化すのです。
彼はその信念の揺るがさず、仲間を、大切な人を守るために戦います。
そんな兼一の戦いはどれも胸を熱くするのですが、実は若槻一番
お気に入りの巻はここ(26巻27巻)。
なぜかというと、この巻では少年漫画お約束の武闘大会的なものが
開催されていて、そこに兼一の高校の友人たちにして自称正義の
味方団体「新白連合」も急遽ゲリラ参加したのです。
命を掛け合う戦いにもかかわらず高校生集団まさかの大奮闘。
さらにこれより後の巻ですがその大会のボス的なのも
主人公じゃなくて彼らが倒しました。
※ちなみにその頃兼一はライバルとバトル。
とにかくわたくしこういう限定感だいっすきなんですよ(゜∀゜*)!!
誰しもが生贄くらいにしか考えていなかった格闘技の心得が
ある高校生たちが、苦戦しつつも戦い抜き(結局大会自体の最後は
負傷者続出でリーダーが棄権宣言しましたが)、さらにボスまで
倒すだなんて!
こういう「大人の中の子供が」「男の中の女が」とかいった限定感は
飽きがきませんなぁ。ウフフフフフ←自重
ちなみに主人公兼一もヒロイン美羽も師匠たちもみんな好きだし、敵キャラも
いい味出して好きなんですが、若槻一番好きなのこのキャラなんです。
新白連合のリーダーにして兼一の悪友・新島春男。兼一曰く
「最低最悪にして卑怯千万。骨の髄まで腐った上に、
他人を自分のコマとしか考えない宇宙人の皮をかぶった悪魔!!
疫病神も逃げ出す大害虫!!」
しかし
「人を操る能力だけは、本物」
これだけ書いてさらに画像が上みたいのじゃ「何でこいつだよ」と
思うかもしれません。
若槻もぶっちゃけ今までこういうタイプのキャラクター好きになったこと
ありませんでした。
けれど野望と呼ぶほかない大きな夢とそれを成し遂げようとする意志の強さと
行動力。何よりどこまでも潔く邪道を貫く姿が素晴らしい。
決して覇道ではないけれど、決して王道ではないけれど、大言壮語をすらも
「こいつは絶対やる……Σ(゜д゜;)ゴクッ」
と思わせる生き様がむしろ好感です。
実際、物語の中でも強者たちは彼をぞんざいに扱うことも多々ありますが、
結局彼のカリスマ性に惹かれて彼についていき、彼の指示に従います。
作中あるキャラクターが「魔王」と彼を呼びます。
魔であろうが王は王。「策士の才あり」と達人たちに褒められる人物で
人身掌握術も確か。
彼に対する「魔王」の呼称はいい意味でぴったりだと思います。
というわけで、新島を……じゃない、兼一の活躍を読みたい方は
ぜひ一度ご覧くださいませ!!
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