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日常だったりネタだったり作品の進捗だったり……色々書きます。不定期に。
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    あまりに急

    こんばんは若槻です。

    平日いつも起きる時間に寝てその2時間後に
    起こされたので眠気が波のように押し寄せてます。



    タイトルは――ご予想の通りかと。

    追記より。

    色々書いてますので嫌な予感のする方は
    本日はこの辺りで。



    拍手[3回]





    先日余命宣告がされてから一週間も経っていませんが、
    本日午前 01時32分、母が永眠いたしました。

    11日が休みだった若槻は、その日に母と顔を合わせ
    会話もしっかりしておりました。

    しかしその日の夜、状態が悪化。

    翌日出社して1時間ほどの頃に父からその旨が知らされ、
    慌てて早退して病院に行けば、ナースステーションの
    真隣の部屋に母が寝ていました。

    意識はあるようなので声を掛けます。

    しかしその時点で、母はすでに満足に言葉を
    話すことが出来ませんでした。

    「あー」「うー」、と、正にこんな言葉ばかり。
    看護師さんやお医者方の話では起き上がろうと
    したりするもの意思に関係ない可能性があるとのこと。

    焦点の合わない双眸は私を捉えませんでした。
    言葉を作れない声は私の名を呼んではくれませんでした。

    時間は午前10時30分過ぎ。
    そこから実に17時間以上を病院で過ごしました。

    午前中から家族が全員揃うまでの間はずっと
    母の手を握ったり頭を撫でたりして過ごし、
    少し慣れてきたら弟に持ってくるように頼んだ本を
    読みつつ様子を見ていました。


    事態が急変したのは日付が変わった頃のこと。

    母の呼吸が苦しげなものになり、水中に空気を
    流したような音が聞こえるようになり、呼気は
    言葉と共にでないと吐き出せなくなりました。


    それが少し落ち着いたかな、という時、
    ふと気が付くと母と目が合いました。
    顔は上向いていたはずです。
    目は同じく上にいってしまい焦点が合わなかったはずです。

    まさか、と思って少し動きますが、気のせいでしょうか、
    やっぱり目が合います。

    「見てくれた」と嬉しくてつい涙が出ました。
    ただの思い込みかもしれませんが、それでも
    認識してくれたと思えたことがとても嬉しかったです。


    しかし喜びも束の間です。
    やがて呼吸の間隔が長くなりました。

    呼吸が一度止まるたびにびくびくしていました。

    そしてついに、呼吸が止まります。

    一瞬思考が停止しかけたのですが、すぐに看護師さんたちが
    入ってきました。

    心音を~、血圧を~、と言っている彼女たちに対応しつつ
    母を見下ろした時でした。

    母の口から、吐き出すようにでも噴き出すようにでもなく、
    ただ流れ出てきたのは多量の血でした。

    2度続き、流石に動揺しましたが、看護師さんたちは
    慌てずに血を拭ったり色々と確認をしたりときりきりと
    動いていました。


    19歳の弟に見せても大丈夫なくらいには綺麗になった
    部屋で母のベッドを囲み、小さな心電図を見守ります。

    どんどん下がっていく数字は、何度かの水平線と
    山谷を繰り返した後微動だにしなくなりました。

    臨終です。


    それから先生に死亡の確認をしてもらい、看護師さんたちに
    体を綺麗にしてもらい、葬儀屋さんが来て私たちが家に
    帰れたのは5時近く。一息つけたのは5時過ぎでした。


    私はなんやかやでいつも起きる時間に眠り、
    2時間後起きてからは部屋を片付けたり何だりと
    動き回り、一呼吸入れてからちょいちょい来る
    お客様方のお相手です。

    不謹慎かもしれませんが、泣いてくださる方々を
    見て嬉しく思いました。

    「棺を蓋いて事定まる」と申しますが、血もつながらない、
    戸籍上何ら関係のない人たちが母の死を悼んで泣いてくれるなら、
    それだけでも母が価値ある人生を送ったことを証明して
    もらえた気分になりました。



    通夜は日曜日。
    葬式は月曜日。


    それまでの間は、やることやっている以外は
    ぼんやりとしながら少しずつ現実を受け入れようと
    思います。


    最期の時が嘘のように穏やかな顔で横たわる母は
    本当に眠っているようです。

    けどそんな錯覚も、触れた時の氷のような冷たさが
    あっさり破いてしまいます。


    ああ寂しい。




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    無題
    お悔やみ申し上げます
    職業上詳しくは言えないけど、昨年職場関係で大切な人が亡くなった。冷たくなった頬を触って涙が出た。化粧されて頬がこんなに赤いのに、なんでこんなに冷たいんだろうって。現実を受け止めるには時間がかかるよね。
    ゆっくりゆっくりね。
    Re:無題
    お悔みのコメントありがとう。
    知らなかったよ、ロッキーも大変だったんだね……!

    本当に、眠っているみたいな顔なのに何で
    声をかけても起きてくれないんだろうって感じだね。

    顔見てくださった方々全員に言われたよ、
    「眠ってるみたいだね」って。

    今少しずつ受け止めてきて徐々に心が現実と
    ご対面してる。

    時間……かかるねぇ。。。
    ゆっくり頑張るよ。ありがとね!
    【 管理人若槻風亜 2014/02/23 14:45】
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