若槻家には今まで代を連ねて何匹も猫が
いましたが、オスの去勢手術は今回が
初めてでした。
(メスはあるらしいです←子供の頃だから
よく覚えていない)
基本的に両親が「猫は野生だから大体大丈夫」
の精神で飼っていたので私もそう思って
いましたが、今回のチビたちからは私が主動で
飼うことになりましたので、病院やらもしっかり
行くようにしています(ついでに今いる元猫
こときなも連れて行きました)。
そうすると、話題に上がるのはやはり去勢を
どうするか。
まあ結論としてやったのですが、正直、どうしようか
凄く迷いました。
というのも、メスは子供を産んでしまう可能性が
あるので、「子猫を全部面倒見られるわけではない
のであれば、不幸な命を増やしてしまうかもしれない
のであれば、した方がいい」という理屈が頭の中で
通るのです。
ですが、オスとなると、猫にとってのいいことって
何? となってしまうわけですね。
検索かけると一応色々出てきますが、病気関係は
ほとんどならないとも書いてあり、正直猫にとっての
利点はないよな、と。
それでも踏み切ったのは、今いる猫を追い出しに
かかったら困るから、外に出てしまった時行動範囲が
広すぎると危ないから、大きくなって縄張り主張を
する際スプレー行為をされると困るから、怪我をされ
たら嫌だから。
でも、並べてみれば全部人間の利点。
よく使われる言葉が頭に浮かびますね。
「人間のエゴじゃないか」
正直、全くその通りだと思っています。
自分でも思っていたところ兄にも言われて余計
ダメージくらいました。
だからずっと悩んでいました。それこそ手術前日
までずっと。
「本当にいいの?」
「この子達の生命としての形を歪めるほどのこと?」
「やって大丈夫なの?」
迷いに迷いに迷いましたが、結局エゴを優先。
ごめんよ、と思う中、変わってしまうんじゃないかと
どきどきしていたチビたちは手術前と変わらない様子で
とことこ家の中を歩き回る。擦り寄ってきたり足の上や
胸の上で寝てみたり。ちょっと甘えたな感じも入って
ますが、おおまか「いつも通り」のチビたちに本当に
安心しました。
まだ「去勢をしたのは正しかった」という
確信なんて持てませんが、とりあえず、
2匹が元気に帰ってきてくれたので今は
それで十分です。
とりあえず、目下気にするべきは傷口を
舐めてしまうロットです。一応エリザベス
カラーも買って来てつけていますが、
早く気にならなくなることを祈るばかりです。
PR